緊急時にすぐに現金を用意することができるという点において、消費者金融はとても便利な存在で、2021年12月時点で1700万人以上の利用者がいると、調査で明らかになっています。
消費者金融は確かに便利で、つい気軽に使ってしまう人もいるかもしれませんが、消費者金融は使いすぎてしまうと、返済地獄へと陥ってしまう可能性があります。
そこでこの記事では、消費者金融を使うことのリスクを紹介します。
現在何も考えずに消費者金融を使ってしまっている方、これから消費者金融を使おうとしている方は、必ず読んでくださいね。
消費者金融の金利はとても高い
消費者金融を利用すると、当然返済には利息が伴います。
消費者金融の利息は3%~18%程度です。
一般的な銀行のカードローンの利息が3%程度なので「消費者金融も3%なら大丈夫じゃない?」と思う方もいるかもしれませんが、大抵の場合は18%の利息が適用されます。
なんども返済を繰り返していれば徐々に利息は下がってきますが、初めて借りる方の場合は上限の金利が適用されることがほとんどです。
「18%ってどれくらい高いの?」と思う方もいるかもしれません。
銀行のカードローンが3%程度、日本学生支援機構の第二種奨学金が基本的に0.5%を下回っていることを考えると、18%という利息が途方もなく高いことがわかります。
少しでも払う利息を減らす方法
無利息期間を活用する
どの消費者金融でも、初めて利用する人を対象に「無利息期間」を設けていることがほとんどです。
基本的にどこを利用しても「30日」と無利息期間が設定されているので、その期間内に借りた金額を完済すれば、一切利息を払う必要がなくなります。
そのため、初めて消費者金融を利用する方は、必ず無利息期間で借入金額を完済するようにしましょう。
借りる金額を少しでも減らす
利息は、借りている金額に対してかかるので、借りている金額が多ければ多いほど利息も高くなります。
どうしても消費者金融でお金を借りなければならなくなったら、借入金額を必要最小限にして、利息を減らすようにしましょう。
消費者金融の利用者の多くは、ついつい限度額いっぱいまで借りてしまいがちですが、その分返済する利息も高くなるので、注意が必要です。
1回の返済金額を少しでも多くする
利息を減らすためには、とにかく借入金額を減らすことが大切です。
そのため、1回の返済金額を少しでも増やして残債を減らすことで、利息を抑えることができます。
お金を借りている状況で、返済金額を増やすのは大変かもしれませんが、利息を減らすために、少しでも余裕があるなら返す額を増やしましょう。
返せそうになったら返済日より前に返す
消費者金融の利息は1日単位で発生します。
例えば、金利18%で20万円借りた場合、借りてから30日後に完済した場合、発生する利息は2,958円ですが、これを10日で返したら986円で済みます。
20日早く返済するだけで2,000円も利息を減らすことができるのです。
そのため、借りていた金額を返済するだけのお金が用意できたら、返済日を待たずになるべく早く返済しましょう。
まとめ
消費者金融を利用すると、すぐに現金を用意できるので、お金が手元にない時に急な出費があった時は便利ですが、その分高い利息を払わなければなりません。
多額の借入をしている人の中には、延々と利息だけを払い続けている人もいます。
もし、消費者金融を利用することになったら、以下の3点を意識しましょう。
- 無利息期間を活用する
- 借りる金額は必要最小限
- 返せるようになったらすぐに返す
某消費者金融のCMでも言われているように、ご利用は計画的に。